経理を確定申告のためだけにするのはもったいない！！
2017/05/05
こんにちは。
経営会計コンシェルジュ・税理士の山田由美です。
確定申告の真っ只中ですね。
私は今週火曜日に提出しました。
提出するとホッとしますね(笑)
そして、併せて住民税や健康保険料の試算もしてみて、
事業以外の大体の今年の資金がどれくらい必要かが把握できました(*^^*)
住民税や健康保険料は前年の所得に対して計算されるので、
昨年まで会社員をしていたから金額が大きく、
今まで正直きつかったんですよね~(^-^;
ところで、起業して数年くらいの方は（もっとの方もいらっしゃいますが…）、自分で経理をしていて税理士を付けていらっしゃらない方多く見受けます。
日々は本業で忙しく、経理を後回しにして確定申告時期に慌てて数日で仕上げて、取り敢えず申告した！という方多いです。
そして、そんな方のお話を聞いていると、
・起業して5年経つけど、儲からないからもう辞めようかなと思ったりする。
・食べ物を販売する事業をしている方は、売上が急に伸びて嬉しいのだけど、
お客様が来店されたときに商品がないといけないから、十分に作るようにしていたら、結果として廃棄ロスが多くなってしまって、売上は増えたけど、キャッシュが増えた実感は全くない。
など。
これ、確定申告のためだけに年1回数字を締めているだけで、
日々の数字をきちんと「目で見ていない」からなんですね。
日々の売上は、レジ締めをしたときなどにわかるのですが、
実際儲かっているのかどうか利益まではわからないですよね。
感覚的に売上が増えたから、仕入れも増えた。
そして、廃棄も以前より増えた。
これ、危険です！！
毎月月次決算をして、売上、経費、利益をきちんと「目で見ていれば」、
現状を把握できて、対策も打てるんです。
「現状を把握して、対策を打つこと！」
これが、とっても重要なことなんです！
この繰り返しをしないと、なかなか事業は上手くいきません。
経理を確定申告のためだけにするのはもったいないですよ！！
過去に経理の経験などがあり、自分で数字を見て対策を考えられる方は
問題ないのですが、
起業されている方で「数字が苦手」とおっしゃる方多いので、
プロのアドバイスを受けることによって、
事業をうまく行かせることが出来るようになる気がします。
税理士に依頼すると高いというお声もよく耳にしますが、
「費用対効果」なんだと思います。
数字を早く正確に出してもらって、有益なアドバイスをもらえたら、
高く感じないかもしれません。
価格もいろいろですしね。
もったいないからといって、
自分で全部やって、判断していて事業が上手くいかないより、
少しお金を払って、専門家の目で客観的な意見を聞くことで
上手くいくこともあると思うんですよね。
毎月の顧問契約を結ぶと高いと思われる方は、
帳簿は自分でつけて、結果の数字についてアドバイスを受ける
アドバイザー契約など、何らかの「客観的な目」に投資するのも
検討してみてくださいね。
いろんなお客様を見ていて、もったいないな～と思ったので、
今日はこのような内容を書きました。
私は専門が会計なので、自分の事業の進め方やマーケティング的なことを客観的な目でアドバイスもらえるよう、中小企業診断士の方と契約しています。
その方が、独りよがりにならないから、安心するんですよね。
こういったコンサル契約って、
コンサルタントは個人ですから相性もあると思います。
だから、会ってお話をしたりして、
「合う！」と思う人を選ぶことが大切だと思います。
長いお付き合いになる可能性が高いですしね。
事業を成功させるための一つの要素として、検討してみてくださいね。
そして、経理を確定申告のためだけでなく、「事業成功のため指標」
のために、有効活用してくださいね！
最後までお読みいただき、ありがとうございました！