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起業したけど、経費の分類がよくわからない…

2017/05/05

経営会計コンシェルジュの山田由美です。

起業して、自分で経理をやり始めたみたけど、

経費の分類がよくわからない!!

というご質問をよくいただきます。
分類とは、

簿記の、勘定科目のこと

簿記をやったことがある方ならすぐわかると思いますが、
そうでない方は、なんのことやらチンプンカンプンですよね!

青色申告をしている場合、
確定申告の時に税務署へ提出する決算書の損益計算書に、科目ごとの
合計を記載しなけらばならないのです。

1年間で使った
通信費がいくらとか
旅費交通費がいくらとか
広告宣伝費がいくらとか
消耗品費がいくらとか
接待交際費がいくらとか
勘定科目ごとの合計金額を書かなければならないのです

また、租税公課って何なの?
とか、よく聞かれます。

たぶん、初めて聞く言葉ではないでしょうか。

租税」とは、
国や地方公共団体が、法律に則り所得や取引、商品などの行為や財産か
ら徴収する税金で、一部の国税・地方税が該当します。

公課」とは、
国や地方の公共団体、その他団体に対する交付金や会費などが該当します。

経費で落とせる租税公課には、次のようなものがあります。
・印紙税・収入印紙、登録免許税など
・事業税、固定資産税、不動産所得税、償却資産税、自動車税、軽自動車
税、自動車取得税、自動車重量税など
・印鑑証明書や住民票の発行手数料、公共サービスに対する手数料
・国または地方公共団体、その他団体に対する会費や交付金…商工会や商
工会議所、協同組合、同業者組合や商店会などの会費・組合費・賦課金など

 

結論

勘定科目についてそこまで神経質になる必要はありません!
というのは、科目を何にしたとしても最終的には「経費」というひとく
くりになるので、税額には影響がないからです。

例えば、名刺を作ったとして、それを広告宣伝費にしても、消耗品にしても、
どっちにしても税額は変わりません。

しかし、ご自身の中で統一しておく必要はあります
前回は広告宣伝費にしたけど、今回は消耗品に・・・
ということは避けたほうががいいと思います。

帳簿が、ぐちゃぐちゃになってしまいますからね。

かかった費用を前年と比較したりする場合にも、どういった費用を何の勘定
科目にするかは決めておいた方がいいですよ。

青色申告をする以上、帳簿はしっかりつけないないといけません。
帳簿をきちんとつけるという条件で、65万円の控除という特典が受けられま
すからね。

しかし、業種によってそれぞれ使う科目も変わってきますので、基本をしっか
り押さえておけば、細かく気にする必要もないと思います。

基本がよくわかならい、という方は市販されている書籍で勉強したり、インタ
ーネットで調べることもできますよ。

経理コンシェルジュサービスでは、会計初心者の方向けに、わかりやすくお伝
えします!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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